西荻窪のホビット村の本屋でインド関係の本を立ち読みし、高円寺のむげん堂でインド雑貨に目を輝かせ、インドに対する興味が自分の中で大きくなり始めていた私は、程なくして横尾忠則の”インドへ”と言う本と出会うことになる。
そこには横尾さんの2度にわたるインド旅が記されていたのだが、印象的に残っているのは横尾さんが三島由紀夫に〔インドへは行けるものと行けない者がいる、行く時期も運命的なカルマが決定する〕と言われる場面だ。
21歳の私は海外旅行などした事もなく、インドに強く惹かれる気持ちはあるけれども、自分の人生のどこで行けるのかな?それとも縁がないのかな?と、インドの旅に関しては見えない誰かからお呼びがかかるのにお任せした形だった。

それから26歳で始めての海外となる香港に行き、そしてその数年後香港に住む事となり。その時の相方が旅好きだった事もあり香港から世界中あっちこっち出かけて行った。変わったところでは南極、ガラパゴスなんてとこにも行った。だけどインドに呼ばれる事は無かった。香港で11年間暮らした後帰国したけど、熱帯に慣れた身体に日本の冬は泣きそうに寒くて耐え難く。どっか暖かい国への脱出を考えていた私は、マッサージを習いに行ったチェンマイが気に入ってしまい。子供の頃からの写真アルバムから抜粋した写真約700枚を2枚のCDに焼いてもらい、出来る限り荷物を減らして、それでも捨てられない150キロ余の荷物を船便で送り、あっと言う間に引っ越してきてしまった。
チェンマイまで来てしまうとインドはぐっと身近な隣国で、日本から出かけるよりもずっとハードルが低く感じられた。初めてインドに行きたいと思ってからすでに30年近く過ぎ、呼ばれないならこちらから出かけて行ってやる!と思えるほど人生の経験値も上がり。意を決して怖々出かけて行ったのは2008年の12月の事だった。その時は北インドを1ヶ月かけて回ったんだけどすっかりハマってしまい、戻ってから3ヶ月後、今度は南インドを旅したのでした。
あの時の旅日記はmixiにアップしたけど、自分の備忘録として次のブログからこちらにもアップしておこうと思います。

 

インドへ
横尾 忠則

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