お店を始めてはや5年。という事はうちのHPも5年経っている訳で。
始めからブログページが内蔵されていたのにもかかわらず腰を上げるのに5年もかかってしまった訳ですね。筆不精にも程がある!
今回突然に、そうだ、ブログ書こう!と思い立ったのは先日のインドの旅を絶対に記録しなくてはと思ったからです。

物忘れがひどくなってきて机の前が張り紙だらけの昨今、自分の備忘録としても書いておかないとと思い。
インドの旅は5回目だけど今がまさにスタート地点のような気がしているのです。

インドと私の出会いは20歳くらいのときでしょうか。
私が親元を離れ一人暮らしを始めたのは中央線の西荻窪でした。
西荻窪は無農薬野菜の店やレストラン、精神世界系本屋さん、イベントスペースが一つのビルに入ったホビット村と言う所や骨董品を売る店は集まった通り、玄米と野菜を中心とした体に良い食事を提供するレストランなど点在していて、マスコミが作り出すトレンドに振り回されずに生きようとする若者文化発祥の地的な存在でした。
社会に出たばかりの私から見たら、それらの店に集まる若者は男性も女性も髪の毛が長くて、既成概念にこだわらない、誰もが自由で自立しているように見えました。

西荻窪の2つ隣には高円寺があり、駅のそばに元祖仲屋むげん堂と言うインド雑貨を売る店があります。
現在むげん堂は全国に7店舗あるけど高円寺が本店。ガード下の狭い店内にはインド、ネパールグッズが所狭しと並べられていて。
香り高いお香やチープだけど魅力的なアクセサリー、アルパカの毛で編まれた帽子やマフラー、オーム柄のスカーフなどなど、どれも私にはとっても新鮮でいつ行っても新しい発見がありました。
店に一歩足を踏み入れると店員さんがむげん堂通信と言う月報を渡してくれます。
手書きの学級日誌みたいなその紙には、仕入れ旅の様子やインド料理の作り方など本音満載で書かれていて、毎月読むのを楽しみにしていました。
私は通信に連載されていた料理レシピ、一人暮らしのご飯の友からインド料理だけ抜粋した小冊子と必要なスパイスを購入し、そこに書かれていた通りにチキンカレーを作ってみることにしました。カレーといえば野菜を煮て市販のルーを投入すれば出来る物しか作った事が無かったのだけど、コリアンダー、クミン、クローブ、カルダモン、ターメリックなど、粒のまま使うスパイスと粉で投入するもの、粒は油で炒めて香りをよく引き出し、粉は香りが飛ばないように後で入れる事。玉ねぎは飴色になるまでじっくり炒めて甘さを出す事など、レシピに忠実に作り、その香り高い明るい黄土色のカレーを初めての口にした時の衝撃は今でもハッキリ覚えています。個別だと何に使って良いのか判らないそれぞれのスパイスが混ざり合い、口から鼻にかけて爽やかに抜けて行き、身体全体がスパイスによって調整されて行くような。すばらしい音楽を聞き、なんだか自分が一段階引き上げられたような気になる、、、あの感じ。
これホントに私が作ったの?
こんなインドレストランでしか食べた事が無いような物を?!

あれから色んな所でインド料理を食べたけれども私の中ではむげん堂レシピがインドカレーの基本でありGreen daysのチキンカレーとミンチポークカレーの元になっています。むげん堂の料理冊子はのちに単行本として発行され、それも手に入れたけど、最初に買った小冊子は、自分の手で美味しいものを作り出せる喜びを教えてくれた料理本バイブルとして、その後住む事になる香港にも持参し一時帰国を経てここチェンマイにももちろん持ってきています。
改めて見たらまだ作ってないレシピもあるんだな。
今度試してみましょう!

チキンカレー

ミンチポークカレー

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special thanks !


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